Jamaica All Stars

jamaicalove2004-07-13

http://www.fujirockfestival.com/timetable/detail2.html
今年のフジロックSKATALITESのジョニー・ムーアがやってくる。メンツは、

  • JOHNNY MOORE-スカタライツのオリジナルメンバーでトランペッッター
  • JUSTIN HINDS-スカ時代からのボーカリストで「CARRY GO BRING COME」が有名。先月、彼のレゲエ時代の名作「JEZEBEL」が日本でCD化された
  • SKULLY SIMMS-伝説の映画「ROCKERS」の中で、HORSEMOUTHが訪れるCHANNEL ONEのスタジオの外でボンゴをたたく名パーカッション・プレイヤー
  • もう一人は分かりませんがSPARROW MARTINIという人

JOHNNY MOOREは9月も来るのか?おととしのフジロックはかなりジャマイカ色が強かったけれど、今回はこのALL STARSだけという感じ。

WEBを探していたら、CDも出してるし
http://www.irieites.de/pkritiken/Jamaica_All_Stars.htm
STRANGER COLEなんかも参加してライブをやってるし
http://www.reggaelution.net/concerts_chroniques/allstars_plan02/allstars_plan02.html
ホームページまでありました!
http://www.jamallstars.com/

 スカタライツ 来日!!

jamaicalove2004-06-28

スカタライツが40周年を迎えて日本までやってくる!
チケット販売は7月10日から

  • OSAKA

9.16 (thu) Shinsaibashi CLUB QUATTRO
OPEN 18:00 START 19:00
6,000YEN (adv.with 1 drink)

  • NAGOYA

9.18 (sat) Nagoya CLUB QUATTRO
OPEN 17:00 START 18:00
6,000YEN (adv.with 1 drink)

  • TOKYO

9.19 (sun) ・ 20 (mon) Shibuya CLUB QUATTRO
OPEN 17:00 START 18:00
6,000YEN (adv.with 1 drink)

 ワレイカ日和

jamaicalove2004-06-23

  • MAN FROM WAREIKA
  • WARRIKA DUB

リコの名作とそのダブが日本のみでCDとして発売された。
ちょうど去年の6月にISLAND REGGAE CLASSICというタイトルで未CD化だったRICOのレアな4曲を含むCDが発売されていて、その時期と前後してJOURNAL STANDARDとSIFURYなんかから、WAREIKA Tシャツが発売され、なんとなくワレイカという雰囲気が漂っていたけれど、まさかWARRIKA DUBがCDになるとは思っても見なかった。
ISLAND REGGAE CLASSICの続編が出るだろうと思っていたら、こんな形でリコの名作が復活するとは驚きである。

  • 1995年にISLANDから「ROOTS TO THE BONE」というタイトルでワレイカから1曲抜いて、未発表曲および限定12インチからの楽曲を合せたCDが出されたことがあったが、その時は1曲目「CHILDREN OF SANCHEZ」と2曲目「MIDNIGHT IN ETHIOPIA」のすごさに完全にやられて感動したのを覚えている。
  • このCDはISLANDとの契約が人生最大の不愉快な出来事だったというリコに対しての謝罪の意味があったのか、それともそのころのRICOブーム(リコ関連の音源のリリースラッシュだった)に便乗して儲けようという腹積もりなのかは分からないが、とりあえずファンにはうれしいリリースであった。

今回のリリースはMAN FROM WAREIKA+9といって、ROOTS TO THE BONEのワレイカを完全にして、ISLAND REGGAE CLASSICで初めてCD化された「YOU REALLY GOT ME」を加えたものである。だけどこういうリンスインシャンプー的なのはあまり好きではない。ワレイカはそれだけで十分なのである。それよりリリース番号まで決まっていながら発売されなかった「MIDNIGHT IN ETHIOPIA」を正式リリースして欲しかった。

  • でも「MIDNIGHT IN ETHIOPIA」って実は今回のおまけの9曲のことだったりして.....
  • そういえば、ワレイカの曲は全部リコ作曲となっているけど、2002年のフジロックでリコが突然歌いだした「LUMUMBA」という曲は、実はBUNNY&SKITTERが歌ったナイヤビンギ「LUMUMBO」がオリジナル。興味ある人は「STUDIO ONE ROOTS」(SOUL JAZZ)を買ってね。

WARRIKA DUBは誰がダブ処理したのかというなぞが残っている。リコはあるインタビューで「たぶんディック・コテル、もしくはプロデューサー」といっている。エンジニアにはエロル・トンプソンの名前もあるが、ダブにされたのはイギリスで、残るエンジニアであるディック・カセルとカール・ピターソン(兼プロデュース)が作ったというのが自然な推測だろう。
初めてこのダブを聴く人のなかには、「どうってことないダブじゃん」と思う人が多いと思う。でもはまる人は絶対はまる。

  • でもY氏はオリジナルジャケットを拡大するのが好きみたい。あのマジックで手書きされたレーベルを期待してたんだけど.......
  • CD屋さんは、なかなかシビアな感覚をもっている。今回のリリースは「1枚ずつしか入荷してません」だって。

FROM JAMAICA WITH LOVE

  リコ - ワレイカ ダブ - リリース

jamaicalove2004-06-02


レゲエ好きなら一度はリコの名前を聞いたことがあると思う。
スカ時代からのトロンボーン奏者でドン・ドラモンドの後輩にあたる。

  • ジャマイカ独立前にイギリスに渡り、スカ〜スキンヘッド・レゲエ〜ルーツの時代に不遇の時代を過ごしたが、1976年アイランド・レコードからリリースした「MAN FROM WAREIKA」でその実力を開花させた人である。その後、スペシャルズのジェリー・ダマーズに誘われ、2トーン・レーベルに参加。スペシャルAKA解散後はジャズ・ジャマイカやソロ・アルバムで日本にもファンを増やし、2002年には初めて自分のバンドを率いての来日をフジロックで果たした。

その「MAN FROM WAREIKA」のダブアルバムが6月23日、この日本でCDとして正式リリースされる。

  • このダブアルバム(WARRIKA DUB)はGHETTO ROCKERSというレーベルからプレリリース(プロモーション)されたもので、その枚数は数百枚程度といわれていて、マニアの間では幻のアルバムと言われていたものである。というよりもマニアしか知らないアルバムだった。
  • これをリリースするのはユニバーサル・インターナショナル。昨年アイランド・レコードのオムニバスでリコのアイランド時代の未CD化だった4曲を収録したものをリリースしたレーベルである。今回も仕掛け人はあの人か?
  • マスターテープなど存在するはずもないから、当然、盤起しとなるのだが、オリジナルの程度はさまざまでベース音のすごいものや、録音レベルの低いものもある。その辺がひとつ心配である。

マン・フロム・ワレイカの中でも誉れ高い1曲に「アフリカ」という曲がある。ほかの曲はすべてリコの十数年ぶりのジャマイカ録音なのだが、この1曲だけはイギリスに移住してきたジャマイカ人たちとのセッションである。また、この曲だけコーラスが入っている。コーラスのクレジットを見るとアイジャーマン(I JAHMAN)とある。しかしどう聞いても女の声である。しかしワレイカ・ダブのほうにはしっかりと彼の声が入っているのである。泣ける、しみるのである。

  • I JAHMANにとって、これが初めてのレコーディングになった。彼はこのレコーディングをきっかけにアイランド・レーベルとシングル契約を結ぶ。それが後に彼のファースト・アルバム「Haile I Hymn」となる。
  • 実はそのI JAHMAN名義の「アフリカ」がワレイカ・ダブと同じGHETTO ROCKERSからリリースされていたのである。写真がそれである。多分ワレイカ・ダブを知っている人も知らなかった事実である。本当にリリースされたのか(もちろんプロモだが)、何枚あるのかは分からない。しかし、フルボーカル・バージョンの「アフリカ」を想像するだけで涙が出てくる。それほど美しい曲なのだ。

「ワレイカ・ダブ」と同時に「マン・フロム・ワレイカ」も再発されるのだが、こちらはボーナス・トラック(多分「DIAL AFRICA LIVE」)が収録されてタイトルも変わるらしい。SIMPLY VINYLのリリースがアイランドの再発ライブラリーとダブっていたが出されなかった。変わりに「ワレイカ」から1曲除いたものに「ミッドナイト・エチオピア」からの曲がついて「ルーツ・トゥ・ボーン」というタイトルでアイランドからCDが出されたことがあったが、オリジナル・タイトルで出して欲しい。

  • ちなみにリコは今年70歳になる。

FROM JAMAICA WITH LOVE

 STUDIO ONEの創設者 COXSONE DODD 亡くなる

jamaicalove2004-05-04

この日、ジャマイカ音楽の父といわれるコクソン・ドッド(CLEMENT SEYMOUR DODD)が心臓発作のため、急死した。
4月30日にスタジオ・ワンがあるBrentford RoadがStudio One Boulevardに名前を変えたばかりだった。

  • 彼は多くのサウンドを作り、ジャマイカ音楽を引っ張り続けた。本当は彼は作曲なんかできなかったと思うけど、ほとんどの曲にはC.Doddのクレジットが入っていて、著作権なんかなかった時代にしっかり権利を握っていた恐ろしい人でもある。
  • 好きなレーベルは「C&N」(彼と奥さんNormaの名前をとったもの、Clement&Norma)で、その中でもスペシャルズがカバーした「You Are Wondering Now」はスカを好きになるきっかけだった。

Studio One Boulevardのセレモ二ーに出席したコクソンと奥さんの姿はこのページで見れる。
http://www.jamaica-gleaner.com/gleaner/20040506/lead/lead6.html

  • Seymourという彼のミドルネーム、サリンジャーの小説に出てくる名前で「もっと見て」(See more)と掛けて使われている。

世界中のスカファン、レゲエファンはいつもあなたのことを見つめていました。